ラジオ出演。今回はUAのFelicidadeをかけました

 昨日はラジオの日でした。毎回、ジャズアーティストがロック/ポップをカバー、或いはその逆、のようにカバー曲をかけ続けているのですが、今回かけたのは、UA「Nephews」より”A Felicidade”。これは1959年の映画「黒いオルフェ」で使われた曲。タイトル曲はルイス・ボンファ作曲でこちらも有名だけど、フェリシダージの方は作曲ジョビン、作詞はヴィニシウス・ヂ・モライスで、この原曲のFelicidadeのギターって、ホベルト・メネスカルが弾いてるんですね。

『悲しみには終わりがない、幸せには終わりがある。』

 という歌詞からも分かる通り、歌詞も暗く、映画もシリアスな内容。映画はオルペウスの神話が元になっていて、ギリシャ神話をしっかり勉強していない僕には少し難しかった。でもなんだろう、あのブラジルの底抜けの明るさと、その裏に潜む悲しみが、少し理解できた気がする、素晴らしい映画でした。

 59年にはボサノバ第一号と呼ばれる(諸説ある)ジョアン・ジルベルトの「Chega de Saudade」も発売されている。63年には良く知られている「ゲッツ/ジルベルト」が発売。だからこの辺りがボサノヴァの黎明期〜ピーク、ということでしょう。ここのギタースクールにもボサノヴァギターを弾きたい、と入ってくる人は多い。僕自身、ここ数年、ボサ、そしてブラジリアンジャズにどっぷり嵌ってしまって。ジャズも深いけれど、ブラジル音楽もほんとうに深い。ラジオでかけたUAのカバーもかっこいいし、そこから遡って是非、映画も是非見てみてください^^

イヌナキン

【ゆでたまごがデザインしたらしい、、】

 昨日はライブ、というかイベントで奈加美神社というところで演奏。ピアノの柳原由佳さんはじつはこちらの神職さんでもあるという意外な一面。でその神職姿のまま演奏。楽しかった^^
 「なんで?(神職に?)」と不思議に思って、「やっぱアメリカにいたこと、大きい?」と聞くと「そうですね」と柳原さん。僕ら、普段ジャズをやっている。自然、文化アイデンティティ的なことに行き着く。もちろんこれ、さんざん語られ尽くされた感のある話題ではあるけれども。
 よく、日本人なのだから日本の文化を、と、童謡をアレンジしてやったりする人は多いが、童謡って維新後の欧化政策の一環として作られてたりする。だから実はちっとも日本的でないどころか、非常にヨーロッパ的だったりする。
 すると、では「日本」はどこにあるのだろう? いったい「日本的なもの」とはなんなのだろう。江戸か室町か、平安か。だけど、隋や唐から大量に文化輸入してた奈良平安時代が果たして日本なんだろうか?とか。それで僕は近年漱石を読み直しているのだけれど。もう語り尽くされた文化の問題だけど、ともかく彼女は神職で、僕は漱石で、日本(人)とは何か?なんで僕らはジャズをやってるのか?を考え直しているんだと思います。

ところで話は飛んで、なんか、いました(笑)。"イヌナキン"というゆるキャラ(?)。一緒に写真撮ってもらいました。これは、泉佐野市のゆるキャラだそうです。あの”ゆでたまご”がデザインしたらしい。笑
名前 : イヌナキン
年齢 : 20歳
職業 : 犬鳴山の義犬伝説主人公の末裔で、超自然的な力を得るために犬鳴山で修業中。
(泉佐野市、HPより転載)
で、弱点は
弱点 : 温泉があると何をおいても入りたがる。

らしい。温泉、行きたいなぁ。そういやだいぶ行ってないなぁ、温泉。温泉行きたい。(^^)/

アラン・ホールズワース

Allan Holdsworthさん、亡くなったそうです。。(4/16)
享年70歳。。(悲)

 アランホールズワース/ギタリスト、知ってる人には今さら、ですが、ソフトマシーンやUK、ゴングなどイギリスのプログレロックバンドを渡り歩いた後、自己のグループで孤高の活動を続け多くのフォロワーを生み出したスーパーギタリストです。
 僕みたいなコンテンポラリージャズギタリストにとっては、メセニー,ジョンスコ、マクラフリンなんかと並んで(昨今安易に使われて言いたくないけど)もう、神でした。ほんとうにショックです。

 関係ないけど関西のジャズはどっちかというとBeBopが主流で、コンテンポラリージャズギターシーンは少し寂しい。もっと盛り上がって欲しいんだけど、、。
 今日はラジオの収録(放送は5/3)なので、急遽予定を変更して、追悼でアランの曲かけようと思います。。
写真は88か89年ごろ。友達とライブ見に行って、終演後にアランと撮ってもらった懐かしい写真。真ん中の顔だけだしてるのが当時18か19の僕(若いっ笑)。場所はまだ六本木にあったピットインかなぁ、その後も2度ほどライブ行ったけど、残ってる写真はこれだけ。
彼のコードやフレーズにはすごく影響受けました。ほんとうにショック。
R.I.P. Allan Holdsworth...

今月のラジオ〜エルメート・パスコワール

昨日はラジオの日。で、遂にこれかけました、Hermeto Pascoal笑。音楽詳しい人なら知ってると思うんですが、の、Festa Dos Deuses (1992)より、Round Midnight。パスコワールがジャズスタンダードやってるのも珍しい。ですがこれは方便、ようはこの「豚」をかけたかった笑。で、もう1曲。Missa dos Escravos (1976)よりタイトル曲。
豚、、、鳴いてます笑。いやそんなの、前衛系の誰かもやってるよって言う人いるかもしれないけど、じゃなくてこれ、豚を「叩いて」ます。だってこれ、明らかにリズムに合ってますから。
「”豚を楽器として演奏”」、、(爆)
で、夕方の長閑な奈良の商店街にブフォ、、、ブフォ、、、ブヒー、って流れたのでした。もう局のスタッフさんとか、ちょっとドン引きでした、、、(すいません、、、汗)(知らない人の為に)この人、ピアノからギター、Sax、パーカッション、etc、もう何でも(豚も)演奏しちゃう人で、しかもどれも超絶。作曲ももう高 速変拍子のキンクリ真っ青の曲あったり、マイルスに曲提供してたり、よく”ブラジルのザッパ”とか書かれているけど、僕は文句があって。ザッパより遥かに 凄い。歳も上だし、ザッパこそ、「アメリカのパスコワール」と書くべきで。あまり「天才」という言葉を乱用したくないけど、この人に関しては使ってもいい でしょう、というかこの人こそ使うべき。間違いなく天才(変態とも笑)この人のことを書き出すともう、キリがないのでやめますが、みなさん是非聞いてみて。ブラジル系の音楽好きな人のみならず、全てのロック〜ジャズファンに。ほんと、 すごいから。笑